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輸送管理(OTM)と貿易管理(GTM)の全体像と試験範囲

OTM と GTM は、荷主企業が「何を、どの運送会社で、どの経路で運ぶか」を決めて実行を追い、運賃を精算し、国境を越える取引の法令順守を管理するための製品です。Oracle の公式ページは、OTM を輸送・物流オペレーションのシステム、GTM をグローバル貿易を一元管理するコンプライアンス・ソリューションと紹介しています。用語は Integration Playbooks for SCM(26B)の用語集に合わせています。

略称 製品名 担う領域
OTM Oracle Fusion Cloud Transportation Management 輸送計画、運送会社の選定とテンダー、実行・追跡、運賃精算
GTM Oracle Fusion Cloud Global Trade Management 品目分類、制限当事者スクリーニング、ライセンス、通関、原産地
OTM/GTM 両方をまとめた呼び方 環境、ドメイン、ユーザー管理は共通
プロセス OTM/GTM が担う部分 Fusion 側が担う部分
O2C(出荷輸送) 販売注文の輸送可能な部分(Order Release)の計画、運送会社の選定、テンダー、追跡、運賃精算 受注、納期回答、出荷、請求(OM、在庫管理、AR)
P2P(入荷輸送) 調達品の入荷輸送の計画と運賃(対象にするかは設計で決める) 購買オーダー、受入、支払(調達、AP)
倉庫連携 計画出荷の倉庫への通知(承諾済みの計画出荷を WMS へ送る例が公式にある) 倉庫作業(WMS)
運賃の支払 運送会社の請求書の照合、承認、バウチャーの作成 支払、会計処理(AP、SLA、GL)
貿易(輸出入) 品目分類、スクリーニング、ライセンス、通関、原産地 受注・出荷(取引データの元)、税

Fusion の受注管理・在庫管理にも運送会社と出荷方法(Manage Carriers)の設定がありますが、これは納期回答と出荷のための設定です(引当・出荷・返品)。複数の運送会社へのテンダー、輸送計画の最適化、運賃精算、貿易コンプライアンスが要件にあるときに OTM/GTM を検討します。全体の流れは O2C を参照してください。

OTM/GTM には、法的エンティティ・ビジネスユニット・在庫組織のような Fusion のエンタープライズ構造(エンタープライズ構造)はありません。組織に当たるのは、環境 → ドメイン → ロケーション・サービス・プロバイダという構造です。

構成要素 役割 他との関係 設計の考え方
Oracle Cloud アカウント・ID ドメイン 契約、環境の作成、SSO ログインの基盤 OTM/GTM の環境は原則として「Default」の ID ドメインに作る。作成後に別の ID ドメインへ移せない OTM のドメインとは別物。契約時に方針を決める
環境(Environment) Production、Test、Development、LNM(Logistics Network Modeler) 環境ごとに URL とデータが独立 本番・テスト・開発を分ける
ドメイン(顧客データ用) データとアクセス権を分ける単位。事業単位のモデリングにも使える トップレベルとサブドメインを柔軟に構成できる 最低 1 つ作る。削除にはサービスリクエストが必要なため、最初に設計する
PUBLIC グローバルデータ用の標準ドメイン 必須・削除不可 Oracle のドキュメントで指示されない限りデータを作らない
DBA スーパーユーザーと設定ユーザー用の標準ドメイン 必須・削除不可 一部の機能は DBA.ADMIN ロールのユーザーに限定される
SERVPROV サービス・プロバイダ(運送会社)のユーザー用の標準ドメイン 必須・削除不可 運送会社に画面を開放するかを決める
GUEST、GLOG、STAGE サンプル、未使用、内部のグローバルデータ用テンプレート 必須・削除不可 触らない
EBS、E1、FA E-Business Suite、JD Edwards E1、Fusion Applications 連携のサンプル 任意・削除可 サンプル。実際の設計は顧客データ用ドメインで行う
ロケーション(Location) 拠点・顧客・仕入先などの発着地 Fusion の在庫組織、顧客サイト、仕入先サイトに対応させる コードの採番ルールを最初に決める
サービス・プロバイダ(Service Provider) 運送会社 料金とテンダーの相手。Fusion の運送会社(Manage Carriers)に対応させる 運送会社コードの対応表を持つ
構成の例(架空)
Oracle Cloud アカウント(サンプル商事株式会社)
├ 環境:Production / Test / Development
└ 環境(Production)の中のドメイン
├ PUBLIC … グローバルデータ用(データは作らない)
├ DBA … スーパーユーザー・設定ユーザー用
├ SERVPROV … 運送会社のユーザー用
└ 顧客データ用ドメイン(例:国内輸送用)
├ ロケーション(物流センター、顧客の届け先)
├ サービス・プロバイダ(運送会社)、料金、経路
└ Order Release、Shipment、請求書

ドメインの設計では、次の点を押さえます。

  • 「データを見せる範囲」と「運用する組織」で分けます(会社別、地域別など)。分けすぎるとマスタの重複と連携の数が増えます。
  • ドメインを作ると、サインインが無効な Domain ADMIN ユーザーが自動で作られます。削除しません。
  • 連携用のユーザーは SSO を使わず、OTM/GTM 側で定義したパスワードでサインインします(Getting Started Guide では Logistics User Manager での定義と説明)。

輸送の業務は、次の 7 つの流れで整理できます。詳細は 輸送計画・実行・運賃精算と貿易コンプライアンス にあります。

  1. 準備:環境、ドメイン、ユーザーを作り、ロケーション・運送会社・料金・設備・品目を登録します。
  2. オーダーの取込:Fusion の販売注文のうち輸送可能な部分が、Order Release(オーダー・リリース。明細は Order Release Lines)として入ります。購買や拠点間移動の輸送を対象にするかは、連携の設計で決めます。
  3. 計画(Planning):Order Release を Shipment(出荷)にまとめます。直送、複数の Order Release をまとめる統合配送、複数の経由地を持つルート(Itinerary)、料金(Rate)による運送会社の選定を、日時・重量・設備などの制約を見ながら決めます。多数の Order Release をまとめて計画する実行をバルク・プラン(Bulk Plan)と呼びます。
  4. テンダー(入札):計画した Shipment を運送会社へ提示し、承諾か辞退を受けます。辞退なら次の運送会社へ回します。複数社から見積りを募るスポット入札もあります。
  5. 実行・追跡:集荷・出発・到着などのステータス・イベントを記録します。運送会社の承諾などをきっかけに、Workflow Agents が倉庫や外部システムへ通知します。公式の例は、運送会社が計画出荷を承諾したら、その連携ペイロードを Fusion Warehouse Management へ送る動きです。
  6. 運賃精算(Settlement):運送会社の請求書を、計画時の運賃・実績と突合し、承認した分をバウチャー(Voucher)として支払へ回します。支払そのものは AP が行います。
  7. 貿易コンプライアンス(GTM):品目の分類、取引先のスクリーニング、ライセンスの要否判定、通関書類と申告までを、輸出入の取引ごとに管理します。

メニュー名と画面はリリースにより変わるため、公式の Online Help で確認してください。移行手段は、公式で確認できた CSV・FBDI・REST を挙げています。どのオブジェクトにどの手段が使えるかは、対象ごとに公式ドキュメントで確認します。

マスタ 内容 作成場所・UI 移行手段
ドメイン データと権限の分離単位 Configuration and Administration > Domain Management > Add Domain 手入力
ユーザー・ロール 画面とデータへのアクセス OTM/GTM でユーザーを作り、SSO 側にも作る Identity Management のバッチインポート(SSO 側)
ロケーション 拠点・顧客・仕入先などの発着地、住所、連絡先 OTM/GTM の画面 CSV・FBDI・REST
サービス・プロバイダ 運送会社、連絡先。画面を開放する場合は SERVPROV のユーザー OTM/GTM の画面 CSV・FBDI・REST
輸送モード・設備 モード(トラック、鉄道、海上、航空など)と設備の種類 OTM/GTM の画面 CSV・FBDI・REST
品目 重量・容積・荷姿。GTM では貿易品目と分類 OTM/GTM の画面 CSV・FBDI・REST
料金(Rate Offering・Rate Record) 運送会社ごとの運賃体系 OTM/GTM の画面 CSV・FBDI・REST
経路(Itinerary) 経由地の並びと区間 OTM/GTM の画面 CSV・REST
計画パラメータ・Workflow Agents 計画の制約、自動化の定義 OTM/GTM の画面 CSV・REST(移送手段は要確認)
業務データ Order Release、Shipment、請求書。移行は仕掛中のみ OTM/GTM の画面 REST・SOAP・FBDI

作成順序(依存関係)は次のとおりです。

  1. 環境(Production・Test・Development)と ID ドメイン内の管理者
  2. 顧客データ用のドメイン
  3. ユーザーとロール(OTM/GTM で先に作り、SSO 側にも作る)
  4. 基礎データ(地域・単位・通貨など。標準で用意される範囲は公式で確認)
  5. ロケーション
  6. 輸送モード・設備
  7. 品目
  8. サービス・プロバイダ
  9. 料金 → 経路
  10. 計画パラメータ・Workflow Agents
  11. (GTM)品目分類、スクリーニング、ライセンスの設定
  12. 仕掛中の業務データ

ロケーションと運送会社には、Fusion 側のコード(在庫組織・顧客サイト・運送会社)との対応を持たせます。連携のたびに変換しないよう、最初に採番ルールを決めます。マスタ全体の設計は 共通マスタデータの設計 も参照してください。

タイミング 連携先 流れるデータ 仕組み
出荷対象の発生 OM、在庫管理(出荷) 販売注文の輸送可能な部分 → Order Release(Order Release Lines を持つ) インバウンド連携(REST・SOAP・FBDI)。Fusion 向けの連携の詳細は My Oracle Support の KB2115 で確認
運送会社の承諾後 WMS、在庫管理 計画出荷の連携ペイロード(公式の例では WMS へ送信) Workflow Agents(ライフタイム・イベントが契機)。WMS 連携は My Oracle Support の KB104569
出荷実績・運賃(設計例) OM、在庫管理(出荷確認) 実績日時、運送会社、運賃を Fusion へ返す アウトバウンド連携(REST・SOAP)
入荷輸送(設計例) 調達、受入 購買オーダーの輸送依頼、入荷予定 同上
運賃精算(設計例) AP バウチャー → 運賃の買掛請求書 OTM/GTM から REST で取り出し、AP の請求書取込(FBDI・REST)へ変換(Oracle Integration)
貿易管理 OM、出荷、税 取引・品目・取引先 → GTM でスクリーニング、ライセンス、通関 REST・SOAP
外部システム Oracle Integration、運送会社、EDI ライフタイム・イベントの通知 Oracle Integration(追加ライセンスが必要な場合あり)

「設計例」の行は、公式で確認できた連携方式の組合せで実現する設計案です。Fusion との事前構築統合の有無と内容は、Integration Playbooks for SCM と My Oracle Support の KB(要ログイン)で確認してください。

連携方式の使い分けは次のとおりです。

  • 初期移行・一括投入:FBDI(インバウンドのみ)、CSV
  • 自動化:REST(公式に自動化の要件に推奨)
  • ほぼリアルタイムのインポート・管理:SOAP
  • OTM/GTM からの通知:ライフタイム・イベントを Oracle Integration で外部システムへ連携。OTM 内の自動化は Workflow Agents(Order Management のオーケストレーションに似た仕組み。オーケストレーション)

OTM/GTM は Fusion の補助元帳会計(SLA)の対象ではありません。運賃は、AP に買掛請求書として登録された時点から、AP の通常の流れ(承認 → 支払 → Create Accounting → GL)で処理します(AP の請求書)。運賃の費用科目、未請求運賃の見越計上をどこで行うかは設計で決めます。OTM/GTM 側の見越機能の有無と範囲は公式ドキュメントで確認してください。

要件 標準での実現 アドオンが必要になりやすい点
輸送計画・運送会社の選定 バルク・プラン、直送・統合配送、料金・経路・制約の設定 荷主固有の配車・積載ルール(Workflow Agents・計画パラメータで先に検討)
運送会社との連絡 テンダー、サービス・プロバイダ用ユーザー(SERVPROV) 運送会社独自のシステム・EDI・API との接続(Oracle Integration)
追跡・通知 ステータス・イベント、Workflow Agents 外部の追跡サービスや車載機器データの取込(REST・Oracle Integration)
運賃精算 請求書の照合・承認、バウチャー AP への連携、運送会社ごとの請求書の形式変換(Oracle Integration)
帳票・分析 Report Designer’s Guide に沿った帳票、REST API for Data Export 自社様式の帳票、分析基盤への連携
貿易コンプライアンス 分類、スクリーニング、ライセンス、通関、Regulatory Content System 国・業界固有のリスト、日本の通関システムとの接続
AI 機能 26C の公式ドキュメントに AI Guide がある(AI Agent Studio 連携) 採用前に対象機能と必要な設定を確認

設計

  • ドメインの構成を最初に決めます。顧客データ用に最低 1 つ作り、PUBLIC には作りません
  • OTM/GTM を使う範囲(出荷輸送だけか、入荷輸送や拠点間移動も含めるか)を最初に決めます
  • Fusion の出荷方法・運送会社の設定と、OTM の運送会社・料金を二重に保守しない方針を決めます
  • 計画・テンダー・通知は、標準機能と Workflow Agents で満たせるかを先に確認します

移行

  • 順序は「ドメイン・ユーザー → ロケーション → 設備・品目 → サービス・プロバイダ → 料金・経路 → エージェント → 仕掛中の業務データ」です。各段階で件数と主要属性を照合します
  • まとまった初期データには FBDI や CSV、日常の自動連携には REST を使います
  • 仕掛中の輸送は件数を絞り、切替日までに完了できるものは完了させてから移行します

テスト

  • E2E で通します。受注 → Order Release → 計画 → テンダー(承諾・辞退)→ 実行 → 請求書 → バウチャー → AP → 支払まで確認します
  • 変更・取消、再計画、運賃の差異、一部出荷をシナリオに入れます。GTM はスクリーニングの一致と不一致、ライセンス不足も確認します

運用

  • 四半期ごとに What’s New(OTM・GTM それぞれ)、Opt In Features、Quarterly Update ガイドを確認します
  • 環境の作成は、使用予定の 24 時間前までに行うのが推奨です(Getting Started Guide)
  • Application Administrator を変えるときは、通知先メールのプロパティ(ガイドの例:glog.workflow.notify.advisor.email)も見直します

OTM/GTM に固有の日本向けローカライゼーション機能は、今回確認した公式ドキュメント(Getting Started Guide 26B、Integration Playbooks for SCM 26B、26C の書籍一覧)には見つかりませんでした(2026 年 10 月の調査)。機能の有無は公式ドキュメントで確認してください。次の表は、日本の商習慣から出てくる設計上の論点です。製品が日本向け機能を提供するという意味ではありません。

論点 検討の観点 参照
国内の運賃体系 距離・重量・容積・地帯別、チャーターと混載、割増・待機料金を料金にどう載せるか 輸送計画・運賃精算
住所・郵便番号 都道府県から番地までの住所と郵便番号をロケーションにどう持つか。地域を郵便番号帯か都道府県で定義するか 本ページ「マスタデータ」
2024 年問題 トラックドライバーの時間外労働の上限規制を、積込・荷待ち・運行時間の制約として計画にどう反映するか 輸送計画・運賃精算
運賃の請求と支払 月次締めの請求書との突合、適格請求書(インボイス制度)の要件、支払サイト AP の請求書、税
輸出管理 外為法の該非判定・キャッチオール規制を、品目分類とライセンスにどう載せるか。スクリーニングに外国ユーザーリストなど日本のリストが含まれるか 輸送計画・運賃精算
通関 NACCS や通関業者との連携方法。公式で確認できた通関申告の連携ガイドは米国の AES 向け 本ページ「実装リファレンス」
日本語の名称とコード 運送会社名・住所の全角半角、コード桁数、画面の言語対応 —

公式で確認できたものだけを載せています。載っていない表・リソース・テンプレートは、各公式ドキュメントで確認してから使ってください。OTM/GTM は別のアプリケーションのため、Fusion の ESS ジョブ名、Tables and Views for SCM、OTBI のサブジェクト領域の早見表は、この章では扱いません。

公式ドキュメントの構成(26C)

Section titled “公式ドキュメントの構成(26C)”
ガイド 内容
Getting Started Guide 環境の作成、ドメイン、ユーザー管理、SSO
Administration Guide、Security Guide 管理とサービス構成、セキュリティ
Data Management Guide CSV と db.xml による取込・書出し
Integration Guide、External Programming Interface Guide、XML Interface Changes Guide 連携メッセージの送受信と形式、外部プログラム用のインターフェース
Integrating with Oracle Integration Cloud Guide Oracle Integration を使った連携の設定
REST API for Business Object Resources、REST API for Data Export 業務オブジェクトの REST、データ・エクスポートの REST
Customs Filing Integration Guide、Regulatory Content System Guide 米国 AES への通関申告の連携、規制コンテンツ
Report Designer’s Guide、AI Guide 帳票の設計、AI 機能
Online Help 機能別のヘルプ。業務の手順の確認先

連携方式(Integration Playbooks for SCM、26B)

Section titled “連携方式(Integration Playbooks for SCM、26B)”
方式 方向 用途
File-Based Data Import(FBDI)for Transportation and Global Trade Management インバウンドのみ テンプレートで素早く作成・インポート
REST APIs for Transportation and Global Trade Management 双方向 自動化の要件に推奨
SOAP Services for Transportation and Global Trade Management 双方向 ほぼリアルタイムでのインポート・管理
ライフタイム・イベント(Lifetime Events) アウトバウンド 登録済みの外部システムへ発行。定義に Oracle Integration を使える(追加ライセンスが必要な場合あり)
Workflow Agents OTM 内の自動化 ビジネスオブジェクトのライフタイム・イベントをきっかけに、定義済みタスクと連携タスクを実行

My Oracle Support(要ログイン)には、Fusion Applications 連携(KB2115)、Oracle Integration 連携(KB131599)、WMS 連携(KB104569)、Oracle Integration 利用時のチェックポイント(KB75682)が掲載されています。データ・ディクショナリ(テーブル定義)は、同じく My Oracle Support の追加資料(KB153929)の 1 つです。

環境の作成手順(Getting Started Guide、26B)

Section titled “環境の作成手順(Getting Started Guide、26B)”
  1. 注文の有効化:購入者またはサービス管理者が、注文メールから Oracle アカウントを有効化し、クラウド・アカウント名、テナンシー名、ホーム・リージョンを入力します(クラウド・アカウント名とホーム・リージョンは変更できません)
  2. 環境の有効化:サービス管理者が Oracle Cloud アカウントのコンソールで環境を作ります。管理者のユーザー名は、ID ドメイン内のユーザーのメールアドレスと完全に一致させます。状態は Creating から Active になります
  3. ドメインの作成:Configuration and Administration > Domain Management > Add Domain
  4. ユーザーの作成:OTM/GTM の画面で先に作り、その後 SSO 側に作ります
  5. サービスの構成:追加設定が必要なコンポーネントは Administration Guide に従います
用語 内容 確認
Order Release 販売注文のうち輸送可能な部分。必須の子は Order Release Lines、任意の子は LPN Packed Details、Special Services、Remarks など Playbooks(26B)
Workflow Agents OTM の自動化エージェント。Order Release のオーケストレーション用の枠組み Playbooks(26B)
ライフタイム・イベント OTM が登録済みの外部システムへ発行するイベント。定義に Oracle Integration を使える Playbooks(26B)
LNM Logistics Network Modeler。環境の種類の 1 つ Getting Started Guide(26B)

Shipment、Itinerary、Rate Offering、Rate Record、Bulk Plan、Voucher などの用語は、OTM の基本概念として本文で使っていますが、今回は公式ページで定義を確認できていません(Voucher とテンダーは Online Help にページがあることだけ確認しました)。Online Help で確認してください。

対応する試験は OTM/GTM 模擬テスト(1Z0-1079-26:Oracle Fusion Transportation and Global Trade Management Cloud 2026 Implementation Professional)です。公式の試験ページ(Oracle University)は本文を取得できなかったため、問題数・時間・合格ライン・出題範囲を公式で確認できていません。Oracle 日本語サイトの認定試験一覧には 1Z0-1079 の行がなく、日本語試験は確認できませんでした。受験前に公式ページで最新の情報を確認してください。分野は公式の Exam Topics ではなく、このサイト独自の 7 区分です。模擬テストは 40 問で、環境・ドメイン・連携方式・RPS は公式ドキュメントで確認できた事実から、計画・テンダー・運賃精算は OTM の基本概念から作っています。

分野(このサイトの区分) 主な内容 対応ページ
全体像・環境・ドメイン・ユーザー管理 製品構成、環境、標準ドメイン、SSO、連携用ユーザー 本ページ
マスタデータと取込 ロケーション、運送会社、料金、CSV・FBDI 本ページ
オーダーと輸送計画 Order Release、Shipment、統合配送、ルート、料金 輸送計画・運賃精算
テンダーと実行・追跡 Tender、Workflow Agents、ライフタイム・イベント 輸送計画・運賃精算
運賃精算 請求書、Voucher、AP 連携 輸送計画・運賃精算
貿易コンプライアンス(GTM) スクリーニング(RPS)、規制コンテンツ、通関 輸送計画・運賃精算
連携・運用 FBDI・REST・SOAP、Oracle Integration、四半期アップデート 本ページ

覚えておきたい判断ポイントです。

  • OTM/GTM は Fusion SCM とは別の環境・URL・ユーザー管理。連携は FBDI(インバウンドのみ)、REST(双方向。自動化に推奨)、SOAP(ほぼリアルタイム)
  • 組織はドメイン。顧客データ用に最低 1 つ作り、PUBLIC にはデータを作らない。削除にはサービスリクエストが必要
  • 標準ドメイン:PUBLIC(グローバルデータ)、DBA(スーパーユーザー・設定ユーザー)、SERVPROV(運送会社のユーザー)。EBS・E1・FA は連携のサンプルで削除できる
  • 環境の種類は Production、Test、Development、LNM。ユーザーは OTM/GTM で先に作り、SSO 側に作る。連携用ユーザーは SSO を使わない
  • Order Release は販売注文の輸送可能な部分。Workflow Agents は Order Management のオーケストレーションに似た自動化で、ライフタイム・イベントで連携タスクを実行する

本サイトは学習目的で個人が作成した非公式の教材であり、Oracle Corporation およびその関連会社とは関係ありません。内容の正確性は保証しません。最新の仕様・試験範囲は必ず公式ドキュメントと Oracle University の情報で確認してください。

模擬テストの問題は公開されている出題範囲(Exam Topics)と公式ドキュメントをもとに独自に作成したもので、実際の試験問題ではありません。

Oracle、Java、MySQL は Oracle Corporation およびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。その他の製品名・会社名は各社の商標です。

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